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ゲイ体験談ブログです。ゲイ出会いのエロ話大公開!
「ゲイだと気付く」とは何を指すのかはご自身の判断でけっこうです★「はっきりとゲイだと自覚」でもいいし「なんとなく男が好きなことに気が付く」でもいいし、なんでもよいです★ 頭の悪かった僕にとって、「男が好き」であることと「自分がゲイだと気付いた、肯定できた」ということとには、長い間、溝があった★オナニーを覚えた頃、すでに僕の頭のなかは同級生の男の子たちのことで一杯だった★つまり、男がオカズだった訳である★これはちょっとおかしいかなと思って、女子のことを想像しながら無理にオナニーをしたこともあった★中学生やそこらなので別に何も考えていなくても行為はできるのだ★でもやっぱり自分にとっては男の子のことを想像しながらするのが自然だな、と思ったかどうかは知らないがどうしても男のことばかり考えてしまう★
高校生になって、同級生の男の子を、それはそれは好きになった★寝ても覚めてもその子のことが頭から離れなかった★オカズにするというのから一歩踏み込んで、好きだったのだ★自分の中では、はっきりと恋愛対象として彼のことを想っていた★
自分のことをおかしいとは思ってなかったと思う★でも世間に言われるようなホモとかオカマじゃないと、なぜか思っていたのである★そんな気持ち悪いものであるはずがない★僕はホモなんかじゃない★
ある日、保健体育の先生(男)が、保健の授業中に「男が好きなヤツはいるか~★いたら手をあげて」と言った★教室がどっと沸く★僕はただ、多分ニヤつきながら「アホかこの先生は」と思うだけだった★確かそのあと「そういう人もいるから」とかなんとか言っていたような気がするがほとんど覚えていない★今にして思えば何か肯定的なメッセージをと思ったのかもしれないが、ただの中途半端でしかなかったように思う★
そんな訳で告白など出来るはずもなく卒業し、大学生になった★大学になるとアレである★友達の間では高校時代なんかより女性についての話題が多くなる★さあ僕もいい加減、彼女の一人もつくらなきゃなぁと、真剣に考えていた時代である★悲惨である★仲がいい女子のことを、「僕はこの女の子が好きなのだ」と思って告白したことも2、3度ある★お察しのとおり相手にはまったくそんな気はなく相手にしてもらえず、ただの友達同士以上に発展することはなかった★
考えてみれば僕はそのイケメンとかなんとかではないのである意味事なきを得た訳であるが、男が好きなのにイケメンであるが故に女子から告白されまくってしまう人って、流されて行ってしまうんじゃなかろうか★まあこれは余談★
ある日バイトに行く道すがら、本屋へ寄ったときのこと★その辺の雑誌を手にとって眺めていると、股間に何かがすうっと当たる感じがした★ああ、隣の男の人が本を取ろうとして偶然あたったんだな、と思った★ところがその彼はまた僕の股間をさりげなく(?)触ってくる★怖くなった僕は店を飛び出した★肩を叩かれて振り返るとさっきの男の人が★彼は言った★
「あのう、薔薇族……?」
はぁ? と僕は思い、首を横に振りながら走ってその場を逃げた★僕はホモに声をかけられた★ホモと間違われた★いやだいやだいやだ★最低★最低な気分だった★友達にもホモに間違われて迷惑した、などと憤慨して話したものである★
これも今にして思えば、であるが、その僕にせっかく声をかけてくれた「ホモの人」がもっとカッコイイ人だったら僕の人生ももうちょっと違っていたかもしれない★だってホモかどうかとかそれ以前に気持ち悪い人だったんだもん★なんて書くとあまりにその彼に気の毒ではあるが★
そんな笑えないギャグのような大学生活も終わって就職する★その頃でもう21歳とか22歳である★いい加減なにか決着をつけなければ、と思い始めた★
出張の夜、先輩やなんかと連れ立ってソープに行くことになった★僕は、「ああ、これでまあ一度やってみて、ダメだったら決めよう」なんてことを考えていた★
ダメだった★イクことができなかった★相手が悪い(笑)というのもあったかも知れないが、この時僕は晴れて自分の進むべき道を見たのであった★
当時はパソコン通信もインターネットも無い時代である★ホモ雑誌があることは知識として知っていたが、そんなものを買う勇気があるはずもない★
そんな頃、伝言ダイヤルに関する本と出合う★へぇ★こんなの流行ってんだ★なんて思いつつ読んでいると、「同性愛者の利用するオープンな番号がある」という文章が僕の目に飛び込んできた★しかし番号は書いていない★
本に載っている、ゲイとは関係ない伝言ダイヤルを聴いて遊ぶこと数ヶ月★ある日「あ、ひょっとしてこういう番号なんとちゃうかな」と思って押した番号がヒットした★ゲイの出会いの場所だったのである★そこには知らない世界が広がっていた★芋づる式に他の番号も分かった★メッセージを入れてみた★返事があった★電話した★
何を話したのかはあまり覚えていない★エッチな話をしていたのと、あとその相手の彼(当時自称29歳)が「そんなに暗く深刻に考えるなよ★ゲイバーとか行ったらみんな笑って飲んで歌ってるよ」的なことを言ってくれたのは覚えている★
結局その人に会うことにした★ご飯を食べて酒を飲んで、彼の部屋へ行き、はじめて男の人とHをした★
身体の震えが止まらなかった★何か分からないが相当猛烈に恐ろしかったのだ★怖かったのだ★これから自分がどうなるのか★こんなことして本当にいいのか★僕の頭が、その頭に何重にも刷り込まれたモラルが、僕の行動を拒絶していた★
次の日、死のうと思った★
思っただけで終わったので良かったが、結構真剣に死のうかと思った★
反発するかのように伝言ダイヤルを活用し、多くの人と知り合った★その中のある一人に連れられて初めてゲイバーへ飲みに行った★一人でもちょくちょく行くようになった★居心地が良いと感じたからだ★いろんな人とおしゃべりできるし★
それでようやく僕は、自分がゲイであることを肯定できたのだった★もう少し頭が良ければ世間のエセモラルに巻き取られずに早く自分の道を見つけられたのに、と思う★でも僕にはそれくらい難しかったのだ★
自分を肯定できずに死のうと思っている人が、今もいるんじゃないか★ぼせ君の企画に便乗させてもらうことで、少しでもそんな人の助けになれば、なんて書くと偉そうだが、参考にしてもらえればと思ってこんな、こっ恥ずかしい文章と経験を晒しておきます★
世の中には、同性愛の人が多々存在しています★男性が女性を好きに、女性が男性を好きになるのではなく、それぞれ同じ性の人間を好きになることです★同性愛者について思うことは、同性愛者の人は自分から望んでそうなったのではないということです★
私たちもそうですが、人を好きになるときに明確な理由などありません★もともと、好きという感情は何となく心の中からわいてくる感情だからです★ですので、同性愛者の人も、自然に同姓に対して恋心を抱くのだと思います★
これは「性同一性障害」という呼ばれ方もします★つまり、自分からそれを望んで生まれてきたわけではなく、気付いたら自分がそうなっていたというのが同性愛者のほとんどだと思います★ですので、同性愛者の人に、何らおかしいことや恥ずかしいところはありません★
私たちと同じように自然と人を好きになったり、恋心を抱いたりしていて、それがただ単に同姓だったというだけです★ですから、同性愛者というだけで人間関係を遠ざけたりするのは、間違っていると私は思います★
しかし、やはり同性愛者の人というのは、世間からみれば圧倒的に少数なため、そのカミングアウトには家族ですらはばかられるものがあります★普通に生活していれば、大多数の人が異性を好きになるという事実に気づくのは容易なことです★その中で、自分が他人とは違うという客観的事実を認めるのは苦しいことだと思いますし、それをカミングアウトするのはとても勇気のいることです★
ですから、まわりの人間はそうした同性愛者のカミングアウトを受けたら、優しく接してあげることが何よりの優しさです★昔に比べれば、同性愛者への理解は少しずつされてきたように思います★しかし、今後は同性愛者に対する理解を、もっと多くの人が深めていかなければならないのです★